参列者の身だしなみマナー
ドレス
結婚式や披露宴はフォーマルなお祝いの場。そしてなにより主役は新郎新婦です。
自分の衣装を披露するパーティではないこと、新郎新婦に恥をかかせないことを心得ておきましょう。
・花嫁の色である「白」は着ないこと
・弔事をイメージさせる「黒」は光沢のある素材、刺繍がされている、アクセサリーやコサージュをプラスする
・肩やデコルテが見えるドレスを着る場合は、ボレロ等で肌を隠すのがマナー
・ドレスコードを指定されている場合、そのドレスコードを基準にした服を選ぶ
靴
結婚式にお呼ばれした時の靴は、「露出の少ないパンプス」が基本です。さらにポイントを付け加えるなら、3センチ以上の細いヒールがついている靴が好ましいでしょう。足元をドレッシーに魅せてくれます。
◆NGポイント
・足の指や甲が露出しているタイプのサンダル・ミュール・オープントゥパンプス(妻が先)
・ブーツやスニーカー、ヒールがない靴などカジュアルなもの
ストッキングは必ず履きましょう。色は肌色やベージュがおすすめです。黒いストッキングは避けましょう。伝線したとき用に予備のストッキングを準備しておくことをおすすめします。
アクセサリー
どんなドレスにも合い、フォーマル活用もできるパールのアクセサリーがおすすめです。
1.パールのアクセサリー(おめでたいことが重なるよう二重・三重もOK)
2.シルバーでシックのアクセサリー(統一感を出しやすく、使い勝手も◎)
3.ゴールドのアクセサリー(1点取り入れるなど、シンプル使いにすればOK)
4.バッグ
結婚式で意外と悩むのが、「どんなカバンを持っていけば良いのか」ということ。布製・シルク素材など光沢があるものやラメ、スパンコール入りなど明るく華やかなものがおすすめです。
◆NGポイント
・サブバッグ(パーティーバッグ)以外を、会場内に持込むこと
・紙袋、ビニール袋、ブランド名が入った袋
・キャラクターやドクロプリントなどがあるもの
◆持ち物
・御祝儀
・貴重品、携帯
・メイク道具(なおし用の物)
・予備のストッキング
・デジタルカメラ
・ハンカチ、ティッシュ
など
その他の持ち物・コートなどは会場に入る前に預けましょう。
着物で参列する場合
未婚の方は振袖、未婚既婚関係なく着られる訪問着はOKです。いずれも花嫁を引き立たせるような色を選びましょう。
◆NGポイント
小紋(こもん)・大島紬は着物の種類の一つで、全体に細かい模様が入っていることが名称の由来です。現在は模様の大きさや密度に関わらず、上下方向関係なく模様が入っている着物は総称して「小紋」といいますが、訪問着・付け下げ等が肩の方が上になるように模様付けされているのに対し、小紋は上下の方向に関係なく模様が入っています。そのため礼装、正装として結婚式に着ていくのは向いていません。
父・母の衣装マナー
結婚式では新郎新婦に次いで、両家両親も挨拶などでゲストに注目される存在です。
必ず守るべきマナーは両家の服装の格式を揃えることです。両家の格がずれていると相手に失礼になってしまいます。
和装・洋装どちらにするかもしっかり話合いましょう。
モーニング
日本で結婚式に参列される父親のほとんどはモーニング・コートを着用しています。
最もベーシックでフォーマルな装いなので、これを選んでおけば間違いがなく、安心です。
実際はナイトウェディングであっても、モーニング・コートを選ぶお父さまが圧倒的に多いです。お父さまという目印です…
◆小物
・Yシャツ
・ポケットチーフ(白)
・サスペンダー、カフス、グローブ、アームバンド
・ネクタイ(白と黒のモノトーン、グレー、ストライプなど)
・黒の靴下、黒のストレートチップの革靴
留袖
留袖に限らず洋装も増えています。洋装の場合は黒や紺のロングドレスにアクセサリーや小物で華やかにアレンジすることができます。
お父さまよりも装いの幅が広いですが、その中でも黒留袖が最上級の格式がある定番です。
会場やゲストの顔ぶれを選ばない正礼装であり、背の高い方なら豪華な柄で存在感アップ。
小柄や太めの方は、黒地が多めのスッキリした柄だと細長のシルエットに見えます。
年代によっても柄の派手、地味目の違いがあります。